大友宗麟に学ぶイノベーション。海外技術×ダイバーシティで勝つ最強の経営戦略

大友宗麟に学ぶイノベーション。海外技術×ダイバーシティで勝つ最強の経営戦略 歴史コラム
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「業界の古い慣習に縛られて、新しいことができない」
「国内市場が縮小しているのに、上層部はまだパイの奪い合いをしている」
「よそ者を排除する空気があり、優秀な人材が入ってこない」


閉塞感漂う現代日本。


多くの企業が変わらなきゃと口では言いつつ、前例踏襲の経営を続けています。


しかし、戦国時代という保守的な社会において、


「ここ(日本)がダメなら、外(世界)と組めばいいじゃない」


と、視線をはるか海外に向けたぶっ飛んだリーダーがいました。


九州の覇者、大友宗麟(おおとも そうりん)です。


彼は、当時のタブーであった「キリスト教」や「西洋技術」を積極的に取り入れ、日本初の西洋式病院や大学まで作りました。


周囲からは「狂ったか」と批判されましたが、彼はその異質な力を使って、九州6カ国を支配する巨大な勢力を築き上げました。


なぜ彼は、そこまで異端を恐れなかったのか?


今回は、現代の閉塞感を打破する、宗麟流「ルールを書き換えるイノベーション戦略」について解説します。






1. テクノロジー格差で殴れ(南蛮貿易)

宗麟の最大の強みは、ポルトガル宣教師との太いパイプを通じた南蛮貿易でした。


他国が必死に槍や弓の訓練をしている時に、彼は何をしたか。


当時の最新兵器である「鉄砲」や、さらに強力な「大砲(国崩し)」の原料である硝石を大量輸入していたのです。


精神論や根性論で戦うライバルたちを、圧倒的なテクノロジーの格差で粉砕する。


これが彼の勝ちパターンでした。



同じ武器で戦ってはいけない

ビジネスへの応用です。


競合他社と同じツール、同じ営業手法で戦って消耗していませんか?


イノベーションの基本は、以下の通りです。


業界の外にある「最新技術」を持ち込むこと

それが今はAIかもしれませんし、海外の新しいビジネスモデルかもしれません。

「うちは古い業界だから」と言い訳する前に、誰も使っていない最新の武器(大砲)をこっそり輸入してください。

その武器を手にした瞬間、競争は一方的な勝利に変わります。



テクノロジー戦略

※宗麟が強かったのは、誰よりも早く「世界」を見ていたからです。思い込みを捨て、データを基に世界を正しく見る力。それは現代において「最新の武器」を手に入れるための必須スキルです。




2. 「ダイバーシティ」こそが成長エンジン

宗麟は自らキリスト教の洗礼を受け、「ドン・フランシスコ」と名乗りました。


さらに、領内での布教を許可し、宣教師たちを顧問として重用しました。


家臣団からは「殿は西洋にかぶれた」と猛反発を受けましたが、彼は意に介しませんでした。


なぜか?


宣教師を受け入れることが、西洋の進んだ天文学、医学、航海術、そして外交ルートを手に入れる最短の近道だと知っていたからです。


彼は異文化を排除するのではなく、自国のOSをアップデートするために利用したのです。



異分子を愛せ

あなたの組織は、似たような経歴、似たような考えの人ばかりで固まっていませんか?


同質化した組織は、意思決定は早いですが、変化に弱く、新しい発想が生まれません。


「話が通じない」と思うような異質な人材(外国人、異業種、若手)をあえて中枢に入れる


摩擦は起きます。


しかし、その摩擦熱こそが、組織を次のステージへ進化させるエネルギーになるのです。





3. 利益を社会に還元し「王国」を作る

宗麟の凄さは、軍事だけではありません。


彼は領内の府内(現在の大分市)に、日本初の西洋式病院や、孤児院、育児院を建設しました。


そして、貧しい人々に無料で医療を提供したのです。


これは単なる慈善事業(CSR)ではありません。


「安心して子供を産み、病気になっても治せる街」


そんな評判が広まれば、人は集まり、商人は安心して商売ができ、結果として国全体が豊かになります。


彼は、搾取するだけの支配者ではありませんでした。


社会課題を解決することで利益を循環させるエコシステム(経済圏)の設計者だったのです。



ビジネスで「Kingdom」を作る

ビジネスの最終目的は、自社の利益だけではありません。


顧客、従業員、地域社会がすべて豊かになる仕組みを作ることです。


「この会社があるおかげで、街が良くなった」
「このサービスのおかげで、人生が楽しくなった」


そう言われる企業には、自然と信者(ロイヤルカスタマー)が集まります。


宗麟が目指した「王国」とは、現代で言うところの強固なブランドコミュニティそのものだったのです。







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※ 彼は聖人か、狂人か。キリスト教保護、南蛮貿易、そして理想の王国建設。あまりに時代を先取りしすぎた宗麟の、壮大なビジョンと苦悩を描いた名作です




まとめ:狂気と言われるくらいで丁度いい

大友宗麟の生き方は、現代の閉塞感を打破するヒントに満ちています。


  • 武器を変えろ: 既存のルールで勝てないなら、最新技術で盤面をひっくり返す。
  • 異物を取り込め: 違和感のある人材こそが、イノベーションの源泉。
  • 理想を掲げろ: ただの金儲けではなく、人が集まる「王国」を作る。


「あいつは変わっている」
「常識外れだ」


もしあなたがそう言われているなら、それは褒め言葉です。


宗麟のようにマントを翻し、小さな島国の常識なんて笑い飛ばしてやりましょう。


世界は、あなたの想像よりもずっと広いのですから。





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