2026年10月22日のプロ野球ドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスが深見一騎(ふかみ・いっき)投手を8位指名しました。
所属先は、台湾の「国立台湾体育運動大学」です。
日本の高校や大学ではなく、台湾でプレーしてきた日本人投手が指名されたことに驚いた人も多いのではないでしょうか。
「深見一騎って何者?」
「出身高校は台湾のどこ?」
「どんな経歴で最速151キロまで成長したの?」
実は深見投手は大阪府出身で、父親の仕事の関係で台湾へ移住し、現地の高校で本格的に投手としての技術を身につけた選手です。
台湾の大学野球リーグには、出身小学校・中学校・高校から大学での投球成績まで公式記録が残されています。
今回は、台湾の大学野球リーグ公式資料や現地メディアの本人取材をもとに、深見一騎投手の出身高校、野球経歴、151キロ右腕に成長するまでの歩みを詳しく調べました。
※2026年10月22日時点で確認できた情報をもとにしています。
深見一騎は何者?ソフトバンク8位指名の日本人投手
深見一騎投手は、台湾の国立台湾体育運動大学に所属する日本人右腕です。
2026年10月22日のドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスが支配下8位で指名しました。
デイリースポーツも同日、台湾の大学に所属する深見投手の8位指名を報じています。
深見一騎のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 深見一騎(ふかみ・いっき) |
| 生年月日 | 2005年9月26日 |
| 年齢 | 21歳(2026年10月22日時点) |
| 出身地 | 大阪府 |
| 身長 | 183cm |
| 体重 | 78kg(UBL登録) |
| 投打 | 右投げ・右打ち |
| 出身高校 | 崇義高校(台湾・新北市) |
| 大学 | 国立台湾体育運動大学 |
| 最速球速 | 151km/h |
| ドラフト | 2026年ソフトバンク支配下8位 |
身長や生年月日、出身校などは、台湾大学野球リーグ(UBL)の公式選手プロフィールでも確認できます。
なお、体重はUBLの登録では78kgですが、2026年10月の日本メディアでは80kgと紹介されています。
測定・登録時期による違いが考えられるため、今回は公式登録値を掲載しました。
深見一騎は台湾人ではなく大阪出身の日本人
深見投手は台湾の大学に所属していますが、大阪府出身の日本人です。
両親も日本人で、父親の仕事の関係から幼少期に台湾へ移りました。
日本のプロ野球で一般的に知られる高校・大学の進路とは違い、台湾の野球環境で経験を積んできたのが最大の特徴です。
深見一騎投手は、大阪府出身の日本人投手です。
父親の仕事をきっかけに台湾へ渡り、崇義高校と国立台湾体育運動大学で成長してきました。
深見一騎の出身高校はどこ?台湾・崇義高校だった!
最初に結論からお伝えします。
深見一騎投手の出身高校は、台湾・新北市にある「崇義高校」です。
台湾UBLの公式登録には、卒業高校として「新北崇義高中」と記載されています。
学校名は日本語では「崇義高校」、正式名称は「新北市私立崇義高級中學」です。
崇義高校の所在地は台湾・新北市
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 崇義高校 |
| 正式名称 | 新北市私立崇義高級中學 |
| 所在地 | 台湾・新北市汐止区 |
| 学校区分 | 私立の中等教育学校 |
| 深見投手の在籍 | 高校時代に野球部でプレー |
新北市は、台湾の首都・台北市を取り囲むように広がる自治体です。
崇義高校がある汐止区も台湾北部に位置しています。
深見投手は、この高校で本格的な野球指導を受け、投手としての可能性を広げていきました。
高校1年生から本格的な野球指導を受けた
台湾の中央通信社は2023年12月、崇義高校に所属していた深見投手を取材しています。
それによると、深見投手が正式な野球の指導を受け始めたのは高校1年生のころでした。
入学当初は周囲の練習レベルについていくのが大変だったそうです。
それでも徐々に環境に慣れ、練習を重ねながら実力を伸ばしていきました。
当初は打撃や内野の守備にも取り組んでいましたが、指導者の助言をきっかけに投手へ専念しています。
つまり、幼いころから投手一筋だったわけではなく、高校時代に投手としての道を選んだということです。
高校時代には最速144km/hを記録
2023年12月の国際U18野球大会では、深見投手は新北市の合同チームの一員としてプレーしました。
12月19日の高雄市との試合では、リリーフで1回を投げて無失点、2奪三振。
翌20日の屏東県との試合でも、3分の2回を投げて無安打無失点に抑えました。
当時の最速球速は約144km/h。
さらに、100km/h台前半のカーブを投げ、速球との球速差が40km/h以上あったと報じられています。
合同チームを指導した王傳家監督も、投球フォームの安定性や将来性に注目していました。
単に球が速いだけではなく、打者のタイミングを外す投球にも取り組んでいたことがわかります。

深見一騎投手は大阪から台湾へ渡り、台北日本人学校、崇義高校、国立台湾体育運動大学で野球を続けてきた。
深見一騎の野球経歴は?小学校から大学まで時系列で紹介
深見投手の経歴を調べると、日本と台湾の両方にルーツを持つ、珍しい野球人生が見えてきます。
台湾UBLの公式登録には、大学だけでなく小学校と中学校の情報も掲載されていました。
小学校は大阪の北條小学校
UBLの公式選手登録には、卒業小学校として「日本大阪北條小學」と記載されています。
日本語では大阪の北條小学校に相当する表記です。
ただし、この登録だけでは学校の細かな所在地までは特定できません。
深見投手は大阪で幼少期を過ごした後、父親の仕事の関係で台湾へ渡りました。
2026年1月の台湾メディアの本人取材では、父親にも野球経験があり、深見投手にとって野球の原点となる存在だったことが紹介されています。
中学校は台北日本人学校
出身中学校は、台湾の台北日本人学校です。
UBLの公式登録には「北市日僑學校」と記載されています。
日本メディアの取材でも、台北日本人学校の中学部に通っていたと紹介されています。
また、中学時代は地域の野球チームに参加していました。
日本人学校に通いながら、現地の野球にも触れていたことになります。
崇義高校で投手に専念
中学校卒業後は、台湾の崇義高校へ進学しました。
高校では本格的な野球指導を受けるようになり、内野手としてのプレーから投手中心の練習へ移行しました。
高校時代に球速が大きく伸び、最速144km/hを記録するまでに成長しています。
さらにカーブ、スライダー、フォークなどの変化球も習得しました。
2023年の取材では、日本の投手・千賀滉大選手のフォームやフォークを参考にしていたことも紹介されています。
国立台湾体育運動大学へ進学
高校卒業後は、国立台湾体育運動大学に進学しました。
この大学は台湾中部の台中市にあります。
台湾の大学野球でも競争力のあるチームで、深見投手は大学1年生から先発投手として出場する機会を得ました。
2025年1月19日の大学野球リーグ3位決定戦では、開南大学を相手に5回無失点の好投を見せています。
台湾の学生スポーツメディアSSUは、深見投手が当時のチームで重要な先発投手の一人だったと紹介しています。
この取材では、大学入学後に長いイニングを投げる機会が増えたことで、体力面の強化を課題として挙げていました。
また、将来的には日本のプロ野球でプレーしたいという目標も語っています。
深見一騎の台湾大学野球での成績は?
では、台湾の大学ではどのような成績を残していたのでしょうか。
台湾大学野球リーグ(UBL)の公式選手ページには、学年度別の投球成績が掲載されています。
UBL公式に掲載された投球成績
| 学年度 | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 113学年度 | 19回1/3 | 11 | 6 | 2.79 |
| 114学年度 | 3回2/3 | 3 | 4 | 9.82 |
| 掲載データ合計 | 23回 | 14 | 10 | 3.91 |
※113学年度は2024年度に始まるシーズン、114学年度は2025年度に始まるシーズンです。投球回の「19.1」は19回1/3を意味します。
ここで注意したいのが、記録の集計範囲です。
2025年1月のSSUの記事では、深見投手が113学年度の大会で合計33イニングを投げたと紹介されています。
一方、今回参照したUBL選手ページの集計では19回1/3です。
両者には集計範囲の違いがあると考えられるため、UBLの掲載データ合計を大学時代の全登板成績と断定することはできません。
それでも、台湾大学野球で実際に登板し、先発としても経験を積んでいたことは確認できます。
大学時代にはけがによる不調も経験
深見投手の大学生活は、順調な時期ばかりではありませんでした。
2026年1月の台湾・自由時報の記事では、大学1年時に最速148km/hを記録した後、けがによって調子を落としたことが紹介されています。
2026年1月の大学リーグ3位決定戦では3回を投げて3失点、自責点1で敗戦投手になりました。
本人も、その試合での投球には悔しさを感じていたようです。
しかし、こうした経験を重ねながら投球を改善し、2026年にはさらに速いボールを投げるようになりました。
深見一騎の最速は151km/h!球速はどれだけ伸びた?
深見投手の特徴として注目されるのが、最速151km/hのストレートです。
2026年9月5日、台湾の桃園盃国際野球大会で自己最速となる151km/hを記録しました。
台湾スポーツメディアTSNAによると、大学の部の決勝戦で先発し、5回1失点という投球内容でした。
高校時代からの球速の変化を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 最速球速 |
|---|---|
| 2023年・高校時代 | 144km/h |
| 大学1年時 | 148km/h |
| 2026年9月 | 151km/h |
高校時代と比較すると、約3年間で自己最速を7km/h更新しています。
高校に入学するまで本格的な指導を受けていなかった選手が、大学で150km/hを超える投手へと成長したのです。

深見一騎投手は高校時代の144km/hから大学1年時に148km/h、2026年9月には151km/hを記録した。
変化球はカーブ・スライダー・フォークなど
深見投手は、速いストレートだけが武器ではありません。
高校時代の本人取材では、カーブ、スライダー、フォークを投げていたことが確認されています。
また、2026年1月の台湾メディアの取材では、6種類の球種を持つことも紹介されていました。
特に印象的なのが、ストレートとカーブの大きな球速差です。
高校時代には144km/h前後の直球に対して、100km/h台前半のカーブを投げていました。
このように緩急を使えることは、投手としての特徴の一つと考えられます。
なぜソフトバンクは深見一騎を8位指名したのか?
今回のドラフトで、多くの野球ファンが気になったのは、ソフトバンクがなぜ台湾の大学に所属する深見投手を指名したのかという点でしょう。
深見投手は、日本国内の大学リーグで注目されていた一般的なドラフト候補とは異なる経歴を持っています。
しかし、ドラフト前からNPB球団の関係者が注目していたことは報じられています。
ドラフト前から複数のNPB球団が視察
スポーツナビは2026年10月21日、深見投手を台湾大学野球界の注目候補として紹介しました。
記事によると、9月に151km/hを記録した後、台湾を訪れていた複数のNPB球団のスカウトや編成担当者の前でも投球を披露したとされています。
日本のメディアではあまり名前が知られていなかった一方、球団関係者にとってはチェック対象となる投手だったことがわかります。
指名理由は球団から説明されている?
10月22日時点で、深見投手を8位で指名した具体的な理由について、ソフトバンクの担当スカウトによる個別コメントは確認できていません。
そのため、「即戦力として評価された」「フォークの完成度を高く評価された」などと断定することはできません。
一方、公開情報から確認できる特徴はあります。
・自己最速151km/hの右腕であること
・身長183cmの体格を持つこと
・台湾の大学野球で先発経験があること
・高校時代から複数の変化球を投げていること
・けがによる不調を経て球速を伸ばしていること
これらの要素が評価につながった可能性はありますが、あくまで公開情報からの分析です。
深見一騎は育成指名ではなく支配下8位
もう一つ確認しておきたいのが、指名順位の意味です。
深見投手は、育成選手選択会議の8位ではなく、新人選手選択会議で支配下8位指名を受けています。
支配下指名は、育成指名とは選手登録や契約条件の仕組みが異なります。
ただし、支配下で指名されたからといって、一軍登板が保証されるわけではありません。
実際にどのような育成方針で起用されるのかは、正式入団後の動向が注目されます。
深見一騎の指名後コメントは?ソフトバンク入団は決定?
10月22日時点で確認した範囲では、深見投手本人のドラフト指名直後のコメントや、球団からの個別評価コメントは見つかっていません。
一方、日本のプロ野球でプレーしたいという目標を以前から持っていたことは、過去の本人取材から確認できます。
2025年1月のSSUの記事では、深見投手が日本でプロ野球選手になることを将来の目標として語っていました。
今回のドラフト指名は、その目標に大きく近づく出来事となりました。
ただし、ドラフト指名は球団が交渉権を獲得する手続きであり、正式な入団契約とは別です。
契約交渉の結果や入団会見については、球団からの発表を確認する必要があります。
深見一騎についてよくある疑問
深見一騎の読み方は「かずき」?
名前の読み方は「ふかみ・いっき」です。
スポーツナビの取材記事でも、この読み方で紹介されています。
「一騎」の漢字から「かずき」と読まれる可能性もありますが、記事内では「いっき」と表記するのが適切です。
深見一騎は台湾人なの?
大阪府出身で、両親も日本人です。
父親の仕事の関係で台湾へ移り、現地の学校で学びながら野球を続けてきました。
深見一騎は甲子園に出場した?
深見投手は台湾の崇義高校でプレーしていました。
日本の高校野球で甲子園を目指す一般的な進路とは異なります。
今回確認できた経歴資料では、甲子園への出場歴は確認されていません。
深見一騎はソフトバンクでいつ投げる?
一軍での登板時期は現時点ではわかっていません。
まずは正式な入団契約が成立するか、そして入団後にどのような練習や実戦経験を積むのかが注目されます。
まとめ|深見一騎は台湾で成長した151キロ右腕
今回は、2026年のプロ野球ドラフトでソフトバンクから8位指名を受けた深見一騎投手について、出身高校と台湾での野球経歴を調べました。
・深見一騎の読み方は「ふかみ・いっき」
・大阪府出身で、両親は日本人
・出身小学校は大阪の北條小学校と登録されている
・中学校は台北日本人学校
・出身高校は台湾・新北市の崇義高校
・大学は国立台湾体育運動大学
・高校から本格的な野球指導を受け、投手に専念
・2026年9月に自己最速151km/hを記録
深見投手は、日本から台湾へ渡り、現地の野球環境で技術を磨いてきた異色の経歴の持ち主です。
高校時代の144km/hから大学で151km/hへと球速を伸ばし、ついに日本のプロ野球ドラフトで指名を受けました。
今後、ソフトバンクとの契約交渉がどのように進むのか。
そして日本のプロ野球で、その速球と変化球がどのように通用するのか。
台湾で成長してきた右腕の新たな挑戦に注目したいですね。


