
サントリーの炭酸飲料「ギルティ炭酸 NOPE(ノープ)」の公式Xが、2026年9月19日に謝罪しました。

理由は、前日の公式X投稿に「極めて配慮を欠いた表現」があったためです。
問題となった投稿はすでに削除されています。
では、ギルティ炭酸NOPEは一体何をしたのでしょうか?
実は今回問題になったのは、NOPE公式Xが、個人のイラストを引用する形で画像を組み合わせる投稿をしたことでした。
「タップすると繋がる素材だけつくりました」という趣旨の投稿で、NOPE側の画像と、個人が公開していたイラストを組み合わせて、一人の人物のように見せる仕掛けだったとされています。
この記事では、削除されたX投稿で何があったのか、なぜ問題視されて謝罪に至ったのかを順番に整理します。
結論:ギルティ炭酸NOPEは何をして謝罪した?
結論からいうと、今回問題になったのは、NOPE公式Xが個人のイラストを引用する形で、自社の画像と組み合わせる投稿をしたことです。
NOPE公式Xは、ピンク色の顔ロゴを使った画像を用意。
そこに、個人のイラストレーターが公開していた二次創作イラストを引用する形で組み合わせました。
X上で画像をタップすると、公式側の「顔」と引用したイラストの「体」がつながって、一人の人物のように見える仕掛けだったとされています。
投稿には、
「タップすると繋がる素材だけつくりました」
という趣旨の文章が添えられていました。
この投稿について、引用元となった個人の創作物を企業公式の企画に利用したことや、「素材」という表現などが問題視され、批判が広がりました。
その後、NOPE公式Xは投稿を削除し、翌19日に謝罪しています。
ただし、「無断使用だった=著作権侵害が確定した」という意味ではありません。
今回の記事では、SNS上で問題視された経緯と、公式が実際に発表した内容を分けて整理します。

ギルティ炭酸NOPEのX投稿はどんな内容だった?
今回の騒動を理解するには、削除された投稿がどのような仕組みだったのかを知る必要があります。
報道や削除前の投稿を記録した情報によると、NOPE公式Xは、自社側で用意した画像と、個人が公開していたイラストを組み合わせる形で投稿していました。
イメージとしては、
公式が用意した「顔」
+
引用したイラストの「体」
を組み合わせるような仕掛けです。
X上で画像をタップすることで、上下の画像がつながって、一人の人物のように見える演出だったとされています。
そして、公式投稿では、この組み合わせを「素材」として紹介していました。
この投稿方法そのものがSNS上で注目され、引用元となったイラストを企業公式が利用したことについて批判が出ました。
今回のポイントは、単に「他人の投稿を引用した」というだけではありません。
個人が制作した創作物が、企業公式アカウントの企画・投稿を成立させるための一部として使われたこと
が問題視された点です。
画像の仕組みは「顔」と「体」をつなげるもの
今回の投稿は、単にイラストを紹介したものではありません。
NOPE公式側が用意した「顔」にあたる画像と、引用したイラストの「体」にあたる部分を組み合わせることで、一人の人物が完成するように見せるSNS上の仕掛けでした。
そのため、引用されたイラストは単なる紹介画像ではなく、投稿の仕掛けを成立させる重要な部分として使われていたことになります。
ここが今回の問題を理解するうえで重要なポイントです。
投稿の何が問題視された?
今回、問題視されたポイントは大きく2つあります。
①個人の創作物を企業公式の企画に使ったこと
引用されたのは、一般のイラストレーターが公開していた二次創作イラストでした。
そのイラストを、NOPE公式Xの画像企画を成立させるための一部として使用したことが問題視されました。
特にネット上では、作者が企業による利用を想定していたのか、事前に了承を得ていたのかを疑問視する声が出ています。
②「素材」という表現
もう一つ注目されたのが、投稿で使われた「素材」という表現です。
個人が制作したイラストを、企業のSNS企画に利用する際に「素材」と表現したことで、
「個人の創作物を自由に使えるもののように扱っているのでは?」
と受け止めた人もいました。
ただし、これはあくまで今回の投稿に対するSNS上の受け止め方です。
公式が「この2点が問題だった」と詳細に説明したわけではありません。
そのため、
「公式が具体的にどこを問題と認識していたのか」については、現時点では断定できません。
公式が発表しているのは、「極めて配慮を欠いた表現」があったとして謝罪し、投稿を削除したという事実です。
ネットでは「何をしたのか説明してほしい」という声も
今回のYahoo!ニュースのコメント欄では、
「何を言ってしまったかまで説明してほしい」
「『配慮を欠いた表現』だけでは説明が足りない」
という趣旨の意見が目立ちます。
一方で、
「他人のイラストを企業公式が利用したことが問題なのでは」
「引用機能を使っただけではないのか」
といった意見も見られます。
つまり、ネット上でも、
「何が問題だったのか」
について、受け止め方が完全に一致しているわけではありません。
そのため、
「ネットで炎上したから完全にアウトだった」
と単純化するのではなく、
①何を投稿したのか
②誰の作品を使ったのか
③なぜ批判されたのか
④公式はどう対応したのか
を分けて考える必要があります。
今回、読者が一番知りたいのは「謝罪しました」という事実だけではありません。
「そもそも、何をして謝罪したの?」
という部分です。
今回の件は、まさにそこが分かりにくかったことも、話題になった理由の一つといえそうです。
「引用しただけなのに何が問題?」という疑問も
ここで、
「Xの引用機能を使っただけなら問題ないのでは?」
と思う人もいるでしょう。
確かに、Xには他人の投稿を引用する機能があります。
しかし、「引用機能があること」と「企業が個人の創作物をどのように利用してよいか」は別の問題です。
特に今回のように、企業公式アカウントが自社の商品に関連する投稿を行い、その中で個人の創作物を企画の一部として使った場合、
「作者は企業による利用を認めていたのか?」
という問題が出てきます。
実際、今回の件をめぐるネット上の反応では、
「引用だから問題ないのでは?」
という意見がある一方で、
「企業の宣伝に個人の作品を使うなら事前に確認すべきでは?」
という趣旨の意見も見られます。
なお、今回の件を「著作権侵害が確定した」と表現するのは適切ではありません。
公式が謝罪したことと、法律上の違法性が確定することは別問題です。
削除された投稿はもう見られない?
今回、分かりにくさを生んでいる大きな理由の一つが、問題となった投稿自体が削除されていることです。
公式は9月19日の謝罪文で、
「当該投稿は削除いたしました」
と説明しています。
そのため、現在NOPE公式Xを見ても、問題となった投稿をそのまま確認することはできません。
一方、削除前の投稿を保存した情報や、投稿内容を紹介する記事などから、どのような仕掛けだったのかを確認できる状況になっています。
ただし、ここには注意が必要です。
削除された画像を無断で転載したり、必要以上に拡散したりすることは、別の問題につながる可能性があります。
そのためこの記事では、削除された画像そのものを再掲載するのではなく、確認できる範囲で内容を文章で説明しています。
ギルティ炭酸NOPEはそもそもどんな商品?
ここで、今回話題になった「ギルティ炭酸 NOPE」についても簡単に整理しておきます。
NOPEはサントリービバレッジ&フードが2026年3月24日に発売した炭酸飲料です。
サントリーによると、完熟フルーツやスパイスなど、99種以上の香りを複雑にブレンドし、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味の五味を楽しめる「よくばり満足設計」とされています。
また、2026年5月には発売50日で出荷本数5500万本を突破。
さらに9月2日には、発売150日で出荷本数1億本を突破したとサントリーが発表しています。
つまり今回のSNS騒動は、発売から半年ほどの間に大きな注目を集めてきた商品の公式アカウントで起きた出来事でした。
ただし、
「出荷本数が多い=実際に消費者が飲んだ本数」
という意味ではありません。
「出荷本数」と「実際の販売本数」は意味が異なるため、そこは分けて考える必要があります。
今後、NOPE公式Xはどう対応する?
現時点で公式が明らかにしているのは、
「投稿内容を十分に精査する体制を整え、再発防止に努める」
という方針です。
一方で、具体的にどのようなチェック体制に変更するのかまでは明らかになっていません。
今回のように企業公式アカウントが個人の作品や投稿を取り上げる場合、
「引用できるか」
だけではなく、
「企業公式が利用することを作者はどう受け止めるのか」
まで考える必要があるでしょう。
特にSNSでは、個人ユーザーの投稿を企業アカウントが取り上げることで、一気に多くの人の目に触れる可能性があります。
今回の謝罪を受けて、今後NOPE公式がどのようなSNS運用をしていくのかも注目されそうです。
・NOPE公式Xが個人のイラストを引用する形で投稿
・公式の画像と組み合わせて見せる仕掛けだった
・投稿内容や「素材」という表現などをめぐり批判
・問題の投稿は削除
・公式は「極めて配慮を欠いた表現」として謝罪
・ただし、法的な違法性まで確定したわけではない
・今後は投稿内容を精査する体制を整える方針
まとめ|ギルティ炭酸NOPEは何をした?
今回のギルティ炭酸NOPEの騒動では、NOPE公式Xが、個人のイラストを引用する形で自社の画像と組み合わせる投稿を行いました。
「タップすると繋がる素材だけつくりました」という趣旨の投稿で、公式側の「顔」と引用したイラストの「体」がつながって見える仕掛けだったとされています。
この投稿について、個人の創作物を企業公式の企画に利用したことや、「素材」という表現などが問題視され、批判が広がりました。
その後、投稿は削除され、NOPE公式Xは「極めて配慮を欠いた表現があった」として謝罪しています。
ただし、公式の謝罪文では、具体的にどの部分を問題と認識したのかまでは詳しく説明されていません。
また、今回の件について、著作権侵害が確定したと断定することもできません。
現時点で確認できるのは、
「個人のイラストを使った投稿が問題視された」
「投稿は削除された」
「公式が謝罪した」
というところまでです。
今後、NOPE公式から今回の投稿について追加説明があるのか、そしてSNSでの投稿チェック体制がどのように変わるのかにも注目されます。


