2026年10月18日放送の『VIVANT』第21話で、強烈な存在感を見せた別班員・高田明敏。
敵組織シンシーの周浩然(シュウ・ハオラン)に、中国語の長台詞で復讐を宣言した場面が話題になりました。
「あの迫力ある高田役の俳優は誰?」
「市川笑三郎さんって、どんな経歴の人?」
「中国語は本当に話せるの?」
気になった人も多いのではないでしょうか。
高田役を演じているのは、1986年に歌舞伎界へ入り、2026年で芸歴40年を迎えた歌舞伎俳優・市川笑三郎(いちかわ・えみさぶろう)さんです。
しかも、あの中国語の長台詞には、約3か月にわたる意外な練習方法が隠されていました。
今回は、市川笑三郎さんの年齢や経歴、歌舞伎での代表作、『VIVANT』高田役の見どころ、中国語の練習秘話まで詳しく紹介します。
市川笑三郎の経歴・プロフィール!VIVANT高田役は歌舞伎俳優
まずは、市川笑三郎さんの基本プロフィールから見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 三代目 市川笑三郎 |
| 読み方 | いちかわ えみさぶろう |
| 生年月日 | 1970年5月6日 |
| 年齢 | 56歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 岐阜県 |
| 身長 | 177cm |
| 屋号 | 澤瀉屋(おもだかや) |
| 入門 | 1986年4月 |
| 初舞台 | 1986年5月『ヤマトタケル』 |
| 主な活動 | 歌舞伎、舞台、映画、ドラマ |
| VIVANTの役名 | 別班員・高田明敏 |
市川笑三郎さんは、古典歌舞伎からスーパー歌舞伎まで幅広く活躍する実力派です。
特に得意としているのが、歌舞伎で女性の役を演じる「女方(おんながた)」。
一方、『VIVANT』では秘密部隊・別班に所属する高田明敏として、力強く威圧感のある演技を披露しています。
女方として培ってきた表現力と、『VIVANT』での迫力ある男性役。そのギャップも市川笑三郎さんの大きな魅力です。

市川笑三郎の経歴を時系列で紹介!歌舞伎歴40年の実力派
1986年に市川猿之助へ入門し初舞台
市川笑三郎さんが歌舞伎の世界に入ったのは、1986年4月です。
三代目市川猿之助(後の二世市川猿翁)に入門し、翌5月、名古屋の中日劇場で上演された『ヤマトタケル』で初舞台を踏みました。
このときに三代目市川笑三郎を名乗っています。
1986年から2026年まで、ちょうど40年。
ここで注目したいのは、1998年の「名題昇進」です。
名題とは、歌舞伎俳優として一定の修業と実績を積み、認められた立場を指します。
市川笑三郎さんは初舞台から経験を重ね、歌舞伎座で静御前を演じて名題へ昇進しました。
単に長く活動しているのではなく、舞台での経験と評価を積み重ねてきた俳優なのです。

市川笑三郎さんは1986年に初舞台を踏み、2026年で歌舞伎入門40年を迎えた(イメージ画像)
女方として古典からスーパー歌舞伎まで活躍
市川笑三郎さんの大きな特徴は、女方としての豊かな表現力です。
歌舞伎の女方は、女性の姿をするだけの役ではありません。
声の使い方、歩き方、視線、手の動きなどを通して、登場人物の感情や性格まで表現します。
市川笑三郎さんは、そうした技術を磨きながら、さまざまな役柄に挑戦してきました。
また、女性役だけでなく男性役も演じています。
歌舞伎俳優名鑑でも、女方と立役の両方で存在感を発揮する俳優として紹介されています。
今回の『VIVANT』で見せた重厚な演技も、こうした舞台経験と無関係ではないのかもしれません。
市川笑三郎の代表作は?ワンピースやNARUTOにも出演
市川笑三郎さんは、伝統的な歌舞伎だけでなく、人気漫画を原作とした新作歌舞伎にも出演しています。
代表的な役を整理しました。
| 年 | 作品 | 演じた役 |
|---|---|---|
| 2015年 | スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』 | ニョン婆 |
| 2018年 | 新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』 | 大蛇丸、うずまきクシナ |
| 2023年 | 新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』 | 次元大介 |
| 2024年 | スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』 | 倭姫 |
| 2026年 | スーパー歌舞伎『もののけ姫』 | モロの君 |
| 2026年 | 日曜劇場『VIVANT』 | 高田明敏 |
※松竹エンタテインメント公式プロフィールをもとに作成。
ワンピースではニョン婆、NARUTOでは大蛇丸を熱演
特に驚くのは、演じている役柄の幅です。
『ワンピース』ではニョン婆を演じ、『NARUTO』では敵役の大蛇丸と、ナルトの母親・うずまきクシナという異なる人物を演じています。
さらに『ルパン三世』の新作歌舞伎では、次元大介役も担当しました。
女性役から渋い男性役まで演じ分けられるということです。
『VIVANT』の高田役だけを見ていた人にとって、ニョン婆や大蛇丸、次元大介まで同じ俳優が演じていたという経歴は意外ではないでしょうか。
市川笑三郎さんの演技は、強い表情や大きな動きだけでなく、その人物の感情を伝える技術に支えられているように感じます。

市川笑三郎さんは女方だけでなく、多彩な男性役も演じてきた(イメージ画像)
VIVANT高田役の市川笑三郎が話題!21話の中国語の長台詞がすごい
高田明敏は別班員!周浩然への復讐宣言が話題に
2026年10月18日放送の『VIVANT』第21話。
乃木たちは、チンギスの協力によって窮地を脱し、シンシーの工作員・周浩然を捕らえました。
そこで周と再び対面したのが、黒須、廣瀬、熊谷、そして高田です。
別班員たちは、仲間の和田貢を拷問の末に殺された強い怒りを抱えていました。
最初に周へ詰め寄ったのは廣瀬。
しかし周は笑うばかりで、反省する様子を見せません。
そのとき、廣瀬に代わって周の前に立ったのが高田でした。
高田は中国語で、どこへ逃げても別班が必ず追い詰めるという強烈な復讐宣言を突きつけたのです。
大声を出すだけでなく、相手を見据えながら言葉で圧倒する演技が、強い印象を残しました。
10月19日のMANTANWEBでも、この場面に対して歌舞伎俳優ならではの貫禄や迫力を評価する声が広がったと報じられています。
▶ MANTANWEB|VIVANT第21話・高田が周を黙らせた場面
なお、乃木たちがピンチを抜け出せたのは、チンギスの登場によるところも大きかったです。
チンギスがその後どうなったのかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
乃木たちを救ったチンギスは、その後ガラマン空港に残る決断をしました。空港での結末と、その後の行方を考察しています。
中国語の長台詞は約3か月練習していた!
今回、特に驚かされたのが中国語の練習期間です。
市川笑三郎さんは10月18日放送のTBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』に出演。
第21話で披露した中国語の長台詞について、約3か月かけて練習したことを明かしました。
共演した熊谷役の西山潤さんによると、今回の中国語の中でも特に長い台詞だったそうです。
そこで気になるのが、どうやって長い中国語の台詞を覚えたのかという点。
なんと市川笑三郎さんは、プールにも通っていたと話しているのです。
プールで歩きながら中国語を練習!意外な努力に共演者も爆笑
練習方法は、ただ台本を読み込むだけではありませんでした。
市川笑三郎さんは、プールの水中を歩きながら、中国語の台詞を練習していたと明かしています。
この話には、ラジオに出演していた共演者たちも思わず笑ってしまったそうです。
しかし、私はこの練習方法に、市川笑三郎さんらしい真面目さも感じます。
歌舞伎では、長い台詞を覚えるだけでなく、動作や呼吸、相手との間合いも大切です。
水中を歩きながら声に出すことで、体を動かす時間も台詞の練習に使っていたのかもしれません。
もっとも、プールを選んだ具体的な目的までは本人の発言から断定できません。
それでも、3か月という長い期間をかけて中国語の演技を完成させたことは確かです。
・第21話で高田が周浩然に中国語で復讐を宣言
・台詞は約6行に及ぶ長さだったと共演者が紹介
・市川笑三郎さんは約3か月かけて練習
・プールで水中を歩きながら中国語を練習していた
・練習秘話は10月18日放送のTBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』で明かされた
▶ スポニチアネックス配信記事|市川笑三郎の中国語練習秘話(ライブドアニュース掲載)
なお、市川笑三郎さんが日常会話でどの程度中国語を話せるのかについては、今回確認した資料だけでは判断できません。
今回の話題は、あくまでドラマの中国語の長台詞を完成させるための努力です。

市川笑三郎さんはプールで水中歩行をしながら中国語の長台詞を練習したと明かした(イメージ画像)
市川笑三郎の公式SNSは?本人の発信も確認できる
『VIVANT』をきっかけに市川笑三郎さんに興味を持った方は、公式SNSも確認できます。
松竹エンタテインメントのプロフィールから案内されているアカウントはこちらです。
また、『VIVANT』には市川笑三郎さんのほかにも、印象的な場面を支えた俳優が登場しています。
第20話では俳優の望月祐治さんも警備兵役で出演し、放送後に共演者の追悼が話題になりました。
出演場面については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ|市川笑三郎は歌舞伎歴40年の実力派俳優!
今回は『VIVANT』高田明敏役で話題になった、市川笑三郎さんの経歴や中国語の長台詞について紹介しました。
[
市川笑三郎さんは、歌舞伎の伝統を40年にわたって支えてきた実力派俳優です。
それだけに、『VIVANT』第21話で見せた高田の迫力ある中国語の長台詞には、長年の舞台経験が生きていたのかもしれません。
個人的に特に印象的だったのは、あれほどの経歴を持つ俳優でも、一つの場面のために約3か月を費やして準備していたことです。
歌舞伎歴40年の実績と、役作りのための地道な努力。
その両方を知ると、高田が周浩然を言葉だけで圧倒したシーンも、また違った見え方になりそうですね。




