2026年10月20日、神奈川県秦野市の弘法山公園で、ツキノワグマ1頭が捕獲されました。
10月11日から周辺で目撃情報が相次ぎ、一部の登山道が閉鎖されていた今回のクマ騒動。
捕獲のニュースを見て、次のような疑問を持った人も多いのではないでしょうか。
「秦野市のクマは結局どうなった?」
「捕まえたクマはどこへ放された?」
「弘法山公園の立ち入り禁止は解除された?」
結論からいうと、捕獲されたクマは丹沢山地の奥地へ放されましたが、弘法山公園の一部閉鎖は10月20日夜時点で解除が確認されていません。
今回は、捕獲されたクマの大きさや放獣先、現在の立ち入り規制、今後の解除の見通しをまとめます。
※この記事は2026年10月20日夜時点の情報です。現地の規制状況は変更される可能性があります。
秦野市のクマはどうなった?10月20日に弘法山公園で捕獲!
捕獲されたのは体重101.3kgの雄のツキノワグマ
秦野市によると、10月20日午前8時半すぎ、弘法山公園に設置された金属製のわなの中にクマがいることが確認されました。
捕獲されたのは雄のツキノワグマです。
・捕獲確認:2026年10月20日午前8時半すぎ
・場所:神奈川県秦野市の弘法山公園
・種類:ツキノワグマ
・性別:雄
・体長:約1.35メートル(報道では約1.4メートル)
・体重:101.3kg
・捕獲方法:公園内に設置された箱型のわな
・その後:麻酔を使用し、耳に識別タグを付けて放獣
毎日新聞によると、クマは19日夜にわなへ入り、その様子がセンサーカメラに記録されていました。
翌20日朝、市の職員らがクマを確認。
神奈川県の専門員は、それまで弘法山公園周辺に出没していた個体と同じクマだと判断したということです。
つまり、今回捕獲されたのは、10月11日以降に周辺住民や登山者を不安にさせていたクマとみられています。
ただし、この1頭を捕獲したことだけで、周辺にほかのクマがいないと確認されたわけではありません。
クマを捕獲した場所は弘法山公園のどこ?
今回の捕獲場所として報じられているのは、秦野市の弘法山公園です。
弘法山公園は、浅間山・権現山・弘法山の3つの山にまたがる自然公園で、市街地に近いハイキングスポットとして知られています。
これまで特に目撃情報が集中していたのは、権現山から浅間山にかけての一帯です。
ただし、捕獲に使われたわなの正確な設置地点までは、今回確認できた報道では特定できません。
そのため、「権現山の展望台で捕まった」などと場所を断定することはできません。

弘法山公園では、設置された箱型のわなでツキノワグマが捕獲された(イメージ画像)
捕獲された秦野市のクマはどこに放された?
放獣先は丹沢山地の奥地
気になるのが、捕獲されたクマのその後です。
テレビ朝日などの報道によると、クマは麻酔で眠らされた後、山へ放されました。
さらに毎日新聞は、放獣先が丹沢山地の奥地だったと報じています。
殺処分されたのではなく、自然の中へ戻されたということです。
① 捕獲したツキノワグマを麻酔で眠らせた
② 体長や体重を確認した
③ 耳に個体識別用のタグを付けた
④ 10月20日午後、丹沢山地の奥地へ放した
ただし、丹沢山地のどの地点に放されたのか、具体的な位置までは公表資料から確認できませんでした。
そのため、特定の山や登山道を放獣先として示すことはできません。
耳に付けた識別タグは何のため?
今回、放獣されたクマには耳に識別タグが付けられています。
識別タグは、個体を見分けるための目印です。
今後、同じクマが再び確認された場合に、以前捕獲された個体かどうかを判断する手がかりになります。
ただし、タグを付けたというだけで、GPSによって現在地をリアルタイムで追跡しているとは限りません。
識別タグがあることと、クマの現在地が常に分かることは別です。
また、今回の放獣後にクマがどのように移動したのかも、10月20日夜時点では確認できません。

捕獲されたクマは、識別タグを付けられ丹沢山地の奥地へ放された(イメージ画像)
弘法山公園の立ち入り禁止はいつまで?解除時期は未定
クマが捕獲されたことで、ハイキングの再開を考える人もいるかもしれません。
しかし、ここは注意が必要です。
10月20日夜時点では、秦野市が弘法山公園の一時閉鎖を解除したという発表は確認できていません。
閉鎖されているのは権現山と浅間山
秦野市は10月14日午後4時から、弘法山公園内の権現山と浅間山を一時閉鎖しています。
一方、弘法山そのものは引き続き開放すると案内しています。
| 場所 | 10月20日時点の案内 |
|---|---|
| 権現山 | 一時閉鎖 |
| 浅間山 | 一時閉鎖 |
| 弘法山 | 引き続き開放(迂回が必要) |
| 権現山・浅間山へ続く一部登山道 | 通行規制あり |
ここで間違えやすいのが、弘法山と弘法山公園の違いです。
弘法山公園という名称には3つの山が含まれます。
そのため、「弘法山公園の一部が閉鎖されている」という案内は、公園内のすべての場所が立ち入り禁止という意味ではありません。
ただし、弘法山へ向かう場合も、閉鎖区域を通らないルートを選ぶ必要があります。

画像を作って規制場所を推測するのではなく、この公式図を案内するのが確実です。
解除はほかのクマがいないことを確認してから
では、立ち入り禁止はいつ解除されるのでしょうか。
10月20日のテレビ朝日や毎日新聞の報道によると、秦野市は捕獲した個体以外にもクマがいないか確認してから、安全対策の終了を判断する方針です。
確認には数日間をかけると報じられています。
ただし、これは「数日後に必ず立ち入り禁止が解除される」という意味ではありません。
・解除予定日:10月20日夜時点では発表を確認できず
・市の方針:ほかのクマがいないか確認する
・確認方法:センサーカメラや新たな痕跡などを調べる
・解除の条件:周辺の安全を確認できること
・最新の発表先:秦野市公式ホームページ
公園へ出かける予定がある場合は、現地へ向かう前に市の公式情報で規制状況を確認してください。
ハイキングスタンプラリーも一部コースが休止中
今回の立ち入り規制は、登山だけでなく観光イベントにも影響しています。
秦野市は「秦野丹沢ハイキングスタンプラリー」のうち、次の2コースを10月15日から一時中止しています。
市の案内では、中止期間は封鎖解除までとなっています。
秦野市でクマはいつから目撃されていた?経緯を整理
今回のクマは、捕獲の直前に突然現れたわけではありません。
10月11日以降、弘法山公園周辺で目撃や痕跡の確認が続いていました。
| 日付 | 確認された内容 |
|---|---|
| 10月11日 | 権現山バードサンクチュアリでクマとみられる動物を目撃 |
| 10月12日 | 浅間山駐車場周辺でも目撃情報 |
| 10月13日 | 権現山から浅間山にかけてふんを確認。公園のカメラにもクマが映る |
| 10月14日 | 午後4時から権現山と浅間山の一時閉鎖を開始 |
| 10月17〜18日 | 公園内のセンサーカメラで再びクマを撮影 |
| 10月19日夜 | 設置されたわなにクマが入る |
| 10月20日 | 捕獲個体を確認し、識別タグを付けて丹沢山地へ放獣 |
※秦野市、タウンニュース、毎日新聞の発表・報道をもとに整理。
この経緯を見ると、市が一時閉鎖や登下校の見守りを続けていた理由も分かります。
クマは市街地に近い自然公園で繰り返し確認されていたのです。
近くの小学校では集団下校などの対策も
クマの目撃情報が相次いだことで、近隣の学校でも安全確保が行われていました。
報道によると、末広小学校周辺では、登下校時の見守りや集団下校などの対策が取られています。
今回クマが捕獲された後も、秦野市は他の個体の有無を確認するまで、こうした対応を終了するか慎重に判断する方針です。
クマを捕獲したというニュースだけで、学校周辺もすべて安全になったと考えるのは早いでしょう。
クマが再び出没する可能性は?秦野市の注意点
今回捕獲した個体は丹沢山地の奥地へ放されました。
しかし、周辺のクマが完全にいなくなったという発表はありません。
山に放したクマが戻るかどうかも、現在の情報だけでは判断できません。
秦野市観光協会は、クマに遭遇した場合の対応について注意を呼びかけています。
・閉鎖区域や立ち入り禁止の登山道には入らない
・早朝や夕方など、クマが活動する時間帯に注意する
・山に入る場合は、周囲に自分の存在を知らせる
・クマを見かけても近づかず、刺激しない
・走って逃げず、慌てずにゆっくり離れる
・子グマを見かけた場合は、親グマが近くにいる可能性を考えて離れる
安全確認が終わるまでは、捕獲情報よりも、市が発表する通行規制や最新の目撃情報を優先して判断してください。

権現山・浅間山の一時閉鎖は、安全確認を終えた後に解除が判断される(イメージ画像)
関東ではほかにもクマの目撃情報
今回の秦野市だけでなく、関東でもクマの目撃情報が続いています。
例えば、東京都八王子市では10月17日、下恩方町の「東京マラソンの森」付近でツキノワグマが撮影されました。
当ブログでは、出没場所や周辺の状況をこちらの記事で紹介しています。
10月17日に八王子市下恩方町で撮影されたクマについて、場所や市の対応をまとめました。
また、登山客の多い高尾山でも、過去に登山道近くでツキノワグマが確認されています。
まとめ|秦野市のクマは捕獲・放獣!立ち入り禁止解除には注意
今回は、秦野市の弘法山公園で捕獲されたクマのその後と、一部閉鎖の状況についてまとめました。
・10月20日朝、弘法山公園で雄のツキノワグマを捕獲
・体長約1.35メートル、体重101.3kg
・耳に識別タグを付け、丹沢山地の奥地へ放獣
・捕獲されたのは以前から公園周辺に出没していた個体と判断された
・権現山と浅間山の一時閉鎖は解除が確認されていない
・弘法山は開放されているが、閉鎖区域を避けて迂回する必要がある
・市はほかのクマがいないか数日間確認してから対応終了を判断する方針
今回の捕獲によって、10月11日から続いていたクマ出没への対応は一つの節目を迎えました。
しかし、気になるのは今後の安全確認です。
クマが捕まったことと、弘法山公園の立ち入り禁止が解除されることは同じではありません。
ハイキングや散策を予定している方は、秦野市の公式発表を確認し、閉鎖区域には立ち入らないようにしてください。




